
西日本一の歓楽街『中州』。川沿いにネオンがズラリと並ぶ風景は独特だ。中州の川沿いに負けないくらいネオンを発している通りがある。23時頃、国体道路を車で通ると4車線のうち両脇の2車線はタクシーがズラリと並んでいた。この通りを車で通ると、タクシーが中州の通りのファサードをつくり出しているような感じである。歩道を通ると、色々な飲み屋の看板が建物のファサードをつくり出している。人が飲み歩き、甲高い笑い声とお酒のニオイが夜中賑わっている。ここには『華やか』という言葉がよく似合う。
この中州は昼間通ると、派手さはなく抜け殻の様に少し薄汚れたビルばかりが建ち並んでいるだけの通りだ。日が落ちて暗くなると、ビルを覆い尽くすように看板がギラギラと光りだす。夜は建物自体は隠れて、色々な色の看板のみで構成されている。明かりの灯るところに人は集まる。そして明かりの灯る所にタクシーも集まる。これが『博多』の風景ひとつだ。
このタクシーの列は中州を越え天神を越え警固まで続いている。明かりの灯る所の前にはタクシーが必ずいる。街頭いらずのこの通りは、夜中も明るい。危険に思われがちだが、誰もいない暗い夜道よりもかえって安全である。明るい看板とタクシーが都市の安全をつくり出している。
道路交通法改正により路上駐車の取り締まりが強化された今日、タクシーがズラリと並び帯をつくり出している光景は見ることが出来なくなるかもしれない。『博多』の色が変化することは間違いない。
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