団地群。コンテナ群。ここは、東区の箱崎にある。海の玄関口『博多港』には毎日国内外から様々なものがやってくる。船で運ばれたコンテナの一部はいったんこの場に集まり、それからトラックや列車で様々な場所へと運ばれていく。ここでは、様々な種類、カラフルな色のコンテナが立体パズルのように積み上げられ、毎日ここの全体像を変えている。緑色のコンテナが目立つ日、水色のコンテナが目立つ日、コンテナが運ばれてなくなる日、そして新種のコンテナが現れる日など日によって少しずつ姿を変えている。ここでの状況は街の中の様子とよく似ている。街の中では『あっ、ここのお店かわった』とか『あのお店なくなったんだ』とか『新しい建物が建った』というようなことが常に起きている。あちこちで少しずつ変化しているため、街の全体像は日々変わっている。
この場所を通るときに、ハイスピードでかわる街を上から見ているような気になる。小さな都市がここにあるかのように日々街の中と同じ様な変化をしている所である。また、なぜかここの辺りは同じ形をしたものがいくつも並んでいる。しかも同じ向きで。マンション、団地、そしてコンテナ。戸建て住宅の団地のようにコンテナは並んでいる。すっきり並んでいるそれらは美しい。都市計画された地域のようにきっちりと並んでいるものを見るのは清々しいものである。
ここは、小さなものが少しずつ変化していき全体像を変えていくことに気付かされるスポットであった。ピンポイントで街を見ていくことと同時に都市の全体像も意識していく、常にズームを調節しながら都市と向き合おうと思える日になった。
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